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2013年10月の記事一覧

10月14日、港区よつば整骨院にて第2回勉強会を開催しました。

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今回は前回の更年期障害の具体的症状として自律神経失調症についてと実技をやりました。

自律神経失調症の原因
●過度なストレス
仕事などの社会的ストレス、人間関係、精神的ストレス、環境の変化など、過剰なストレス。

●ストレスに弱い体質
子供の頃からすぐ吐く、下痢しやすい、自家中毒、環境がかわると眠れないなど、生まれつき自律神経が過敏な人もいます。また思春期や更年期、身体が弱っているときは自律神経のバランスが乱れやすいです。

●ストレスに弱い性格
ノーと言えない、感情処理が下手、気持ちの切り替えができない、人の評価を気にしすぎる、人と信頼関係を結ぶのが苦手、依存心が強いなど、ストレスへの抵抗力が弱い傾向のある人もいます。

●生活のリズムの乱れ
夜更かし・夜型人間・夜間勤務や、子供の頃からの不規則な生活習慣などといった、人体のリズムを無視した社会環境やライフスタイル。

●環境の変化
現代の生活は適応能力が衰えやすく、社会環境の変化、人間関係や仕事などの環境の変化などへの不適応や過剰適応が増えていると思われます。

●女性ホルモンの影響
女性は一生を通じてホルモンのリズムが変化しつづけ、この変化が自律神経の働きに影響を与えます。

対策
食生活で予防することがお勧め!
1.十分な睡眠をとって、疲労をためないようにする。
2.趣味や生きがいをもつようにする。
3.バランスのとれた食事を摂るようにすること。
4.ビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、食物繊維をたくさん摂る。

効果的な栄養素
ビタミンB1・・・玄米胚芽、のリ、大豆、ごま、しいたけなど
ビタミンE・・・玄米胚芽・ピーナッツ・小麦胚芽・ごま油・緑黄色野菜など
カルシウム・・・牛乳、大豆、ひじき、枝豆、ごま、ちりめんじゃこ、いわしなど
食物繊維・・・野菜、海藻、米ぬか、こんにゃくなど

神経の伝達がよくなります・・・お試しください!

更年期障害の疲れに効くツボ
三陰交(さんいんこう)と血海(けっかい)
まず更年期障害の方に一番オススメなのが、生理痛にもよく効く三陰交と血海です。特に三陰交は、ホルモンの分泌をよくする効果がありますので、更年期障害に抜群の効き目を発揮します。
いずれも脚の内側に位置するツボで、三陰交はくるぶしの上、血海は膝のお皿の上にあります。以上の2つのツボを朝晩2回刺激すれば、徐々に症状が改善されます。

三陰交
三人港

血海
血海

湧泉(ゆうせん)
次にオススメなのが湧泉というツボです。このツボも副腎の機能を高めて、ホルモンのバランスをよくする作用があります。
湧泉は、足裏の土踏まずの中央よりもやや前にありますので、空いている時間を使ってこのツボをよく押し揉みましょう。また、このツボにドライヤーなどを使って温風を当てるのも効果がありますので、是非お試しください
湧泉

行間(ぎょうかん)と太衝(たいしょう)
以上で紹介したツボに加えて、行間や太衝というツボも刺激するとさらに効果的です。これらのツボは、足の親指と人差し指の骨の接合部分にあります。
この部分には、神経の束が集中しているので、よく揉みほぐすことで疲れがとれて気分が徐々に落ち着いてくるでしょう。
更年期は人生の通過点、折り返し点です。ですから、更年期を後ろ向きに捉えずに、新たな人生のスタートとして前向きに捉えることが大切です。
行間

実技練習中です!
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痛さのあまりのけぞっております!!(湧泉)
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頚椎の調整
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よつば整骨院の皆さんお疲れ様でした。ご協力ありがとうございます!
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腹水にお灸

2013年10月7日

肝硬変末期の患者さん宅へ在宅治療に行きました。
この人は昔、B型肝炎にかかり病院でいろいろ治療していたみたいですが年月が経過し徐々に肝硬変になったとのことです。
去年ぐらいより腹水が溜りだし病院で利尿剤・アルブミン剤を投与していました。現在も継続しているのですがだんだん利尿剤が効きにくく夏ごろは溜りすぎて足の浮腫みや腰痛がひどく入院されていました。
利尿剤を長期投与すると、腎機能が低下しアルブミンはあまり頻繁に使用すると副作用もありよくないということです。

退院後、訪問させていただいているのですが、内容としては腎経、膀胱経のツボ・腹部のツボなどに温灸を施し後、足部・腰部へ軽いマッサージ、軽い下肢の関節運動などの施術。

現在、2ヶ月経過していますが(当然、主治療として病院治療は継続)利尿剤が良く効き腹水も以前程溜らず腰痛も良好で動きやすいとのことです・・・・・・。 お灸などの刺激は薬効を高め過剰投与を防ぐ効果もあります。2

認知症と耳ツボ

2013年10月1日

こんにちわ!
本日、認知症の患者さん宅へ在宅治療に行きました。通常施術はマッサージや関節可動域運動・筋力維持運動・鍼灸などを組み合わせて行うのですが認知症で徘徊があって家族さんが困っているという事なので前回より耳ツボを行っています。病院より認知症の薬を処方してもらっているんですが、主治医曰く「効くかどうかわからないよ」との事で・・・耳ツボ(ダイエットなどでよく知られている、耳のツボに皮内針や銀粒などをテープではり刺激する施術)を試しました。結果・・・・・漢方薬(抑肝散など)との愛称がよく夕方に必ず徘徊するのですが後しなくなったとのことです。
すべての人に効くとわかぎりませんが試す価値はあるとおもいました。以後経過を診て行きたいとおもいます。

認知による徘徊や問題行動などの症状は不安などで神経興奮状態に起こることが多くあり漢方薬や物理的刺激(耳ツボなど)をうまく行うことで自律神経が安定しかなりおさまるようです。1