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2014年7月の記事一覧

前回、五十肩の原因の多くが肩のインナーマッスル(ローテーターカフ)のアンバランスから棘上筋の圧迫・炎症から起こると説明しましたが・・・。

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今回、具体的な施術法・予防法など説明いたします。

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上のインナーマッスル群(ローテーターカフ)はバランスよくしっかり肩関節を保護し動作していると問題ないのですが・・・・。長期、悪姿勢や使いすぎなどでアンバランス(硬・柔)が生じます。

鍼治療などはおもにかたくなって可動しにくくなっている筋肉を限定して刺激してゆるめ、ローテーターカフの安定を図っていきます。

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鍼などで筋肉群が安定してくると、ある程度は楽になりますが、悪姿勢を修正しないと再発してしまいます。

五十肩になりやすい人は鎖骨・背骨・肋骨などがひらきにくく(胸がひらきにくい)なっていることが多くそのため、肩関節に負担をかけています。

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それらを修正するために外部筋肉のアンバランスを治療していきます。
背部周辺の筋肉を調整していくと、呼吸もらくになり、疲労回復はもとより体力も向上します。

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前回にひきつづき、五十肩について説明します。 肩関節は半球の上腕骨が肩甲骨の浅い皿状の溝にはまっています。肩甲骨自体も固定されておりません、そのため肩関節は身体のなかにある多くの関節のなかでも一番広い可動域を持つことができます。

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しかし、その反面でよく動くのではずれやすく、肩に脱臼が多いのもそのためです。 不安定な肩関節を補うためにこの関節周囲には多くのじん帯・腱・筋肉が取り巻いています。その筋肉群を回旋腱盤(ローテーターカフ)といいます。肩にある大きいおわん状の筋肉(三角筋)の下にあります。

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上の三角筋をとりはずすと下にローテーターカフが肩関節を構成します。

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ローテーターカフは棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋で構成。

この筋群が老化・使いすぎ・悪い姿勢・筋力低下などで弱くなると肩関節の安定を保てなくなり、上腕骨頭がずれ、棘上筋の腱が2つの硬い骨に挟まれてしまいます。

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その結果、棘上筋腱に炎症や亀裂が生じ五十肩に移行していきます。

また、これが長期つづくと肩関節の滑液包に炎症が起き癒着して治りにくくなるので要注意です。よく肩や膝にヒアルロンサンの注射をするのは、このためです。

早期治療をこころがけましょう。

これを、予防・治療するには背骨を良好な姿勢に保ちながらローテーターカフ(インナーマッスル)を鍛えバランスをとる必要があります。

ややこしくなりましたが・・・・次回、治療法など書きますのでよろしくおねがいします。

 

あつい日が続きますが、お元気でしょうか?

今回、五十肩についてです。

まず、肩こりは疲労などで筋肉の血行が悪くなったり、かたくなったりですが、五十肩は肩の関節や腱の炎症により、腕が上らないあるいは肩関節周囲が痛くて腕が動かせない状態で肩の可動範囲が狭くなります。

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ほっといても半年~1年も経てば治るといいますが、これは痛みがひいてきた頃から腕を動かすなどの適切な処置をした場合で、対処しなかった場合は3~4年程かかる場合もあります(日ごろの体の動き、使い方、姿勢などの影響)また、同時に両肩が痛くなることはあまりなく、片方だけ発症しますが、治ると反対の肩に発症することもあります。

                             次回、対処方・予防法などかきます。