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ストレッチや施術の神経反射2

2017年10月20日

(持続的伸張によるIb抑制)

スタティック・ストレッチングやIDストレッチングは急激な伸張反射と対照的に筋が持続的に伸張されると腱紡錘(ゴルジ腱器官)が筋緊張の高まりを感知し、この信号は求心性Ib繊維を伝わり、脊髄まで達する。脊髄内では介在ニューロンが信号を受け取り運動神経細胞の興奮を低下させ、結果的に伸張された筋の緊張を低下(リラックス)させる。

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スタティック・ストレッチングやIDストレッチングなどの施術ではいかに伸張反射の誘発を抑えてIb抑制させるかが治療のポイントとなります。運動直後も伸張反射が起こりやすくアスリートが運動後、整理体操したりマッサージやIDストレッチングするのはこのためです。