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2017年10月の記事一覧

(持続的伸張によるIb抑制)

スタティック・ストレッチングやIDストレッチングは急激な伸張反射と対照的に筋が持続的に伸張されると腱紡錘(ゴルジ腱器官)が筋緊張の高まりを感知し、この信号は求心性Ib繊維を伝わり、脊髄まで達する。脊髄内では介在ニューロンが信号を受け取り運動神経細胞の興奮を低下させ、結果的に伸張された筋の緊張を低下(リラックス)させる。

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スタティック・ストレッチングやIDストレッチングなどの施術ではいかに伸張反射の誘発を抑えてIb抑制させるかが治療のポイントとなります。運動直後も伸張反射が起こりやすくアスリートが運動後、整理体操したりマッサージやIDストレッチングするのはこのためです。

患者さん・スポーツ愛好家が回復目的でやる、ストレッチや施術者にやってもらう施術で重要なのが、伸張反射・Ia抑制(相反神経抑制)・Ib抑制というメカニズムです。

(伸張反射・Ia抑制)バリスティック・ストレッチング(反動ストレッチング)や施術者の急な刺激などの急激な筋伸張は筋の長さの変化を感受する筋紡錘という受容器を興奮させます。この刺激はIa神経線維から脊髄に入ってなかにある運動神経細胞を直接興奮させAα線維に伝わり、伸張された筋肉を反射的に収縮させてしまいます。

これが伸張反射といいまして特殊な時(パフォーマンス直前・トレーニング・検査)などで行いますが、うまくやらないと筋緊張亢進させて可動域の減少や筋・腱の損傷を引き起こす危険性あります。これをおこしてしまうと疲労回復やいい治療にはつながりません。

また、伸張反射は刺激した筋の反対筋肉を抑制(弛緩)させます。これをIa抑制といいます。(例)膝蓋腱反射・・・検査器で膝の腱を叩打すると膝が反射的に伸展する。これは伸張反射によって大腿四頭筋が収縮、その反射によるIa抑制によりハムストリングスが弛緩しておこります。

 

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伸張反射

次回、Ib抑制について

骨盤矯正は姿勢を矯正するうえでは重要で建物で例えると地盤のようなものです。

地盤(骨盤)がしっかりしていないと建物(首・背骨)は安定しません。

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最近ではデスクワーク・車の運転・歩行減少・運動不足などで骨盤異常のかたが増えています。

 

様々な骨盤パターンと筋肉状態

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A ニュートラル(理想)・・・・・・・全体の筋肉で効率的に身体を支えて疲労が少ない状態。体幹意識もたかく神経系の伝達・自律神経系の働きも良好なので動きやすくリラックスもできて内臓のはたらきも良い状態です。    

B 猫背で反り腰(骨盤前傾)・・・・(過緊張)脊柱起立筋群・腰方形筋・腸腰筋・大腿直筋 (低緊張)腹直筋・大殿筋・ハムストリングス

C フラットバック(骨盤後傾)・・・歩行不足でデスクワークの方、年配者に多い。(過緊張)腹直筋・大殿筋・ハムストリング (低緊張)脊柱起立筋群・腰方形筋・腸骨筋            大腿直筋 

D 疲労姿勢(骨盤後傾)・・・・・・運動不足で疲労過多。(過緊張)腹直筋・大殿筋・ハムストリング (低緊張)脊柱起立筋群・腰方形筋・腸骨筋・大腿直筋

  あと、細かく説明すると左右の傾き、ネジレ状態があります。

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上記の通り骨盤・姿勢の歪みは筋肉の過緊張(疲労しすぎて、力を抜いているのにゆるまない)と低緊張(筋力低下で収縮が弱く、支えられない)のアンバランスがほとんどであると考えられます。

すまいる治療院の骨盤・姿勢矯正では低緊張になった弱った筋肉群をEMSによって正常にもどし鍛えながら、過緊張筋肉をストレッチ整体によってリラックス状態になるように施術。理想的な姿勢にしストレスに強い・運動につよい疲れにくい身体・太りにくい身体にします。鍛えながらの整体は後戻りしにくいのです。

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すまいる治療院使用EMS