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五十肩体操

2014年8月7日

こんにちわ!本日、自分でできる簡単な五十肩体操を紹介します。

①アイロン体操(初期の運動)

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1kgほどのおもり(ペットボトル・鉄アレー)を痛む側の手で持ち前傾姿勢で肩から振り子のように動かします。

反対側の腕を机などに置き上体を支えるようにして背筋をのばす(できるだけ猫背にならない)よう注意。肘をのばして筋力を使わず体幹からゆらす感じで痛みを感じる手前の範囲で動かすのがポイントです。(痛みを我慢しながらやらないよう注意)

これは、おもりで肩関節を軽くひっぱることで肩関節の痛みを軽減して動かしやすくし、肩関節の潤滑を良くします。

これをできたら10分ぐらい1日3回ほど行ってください。

 

 

 

前回、五十肩の原因の多くが肩のインナーマッスル(ローテーターカフ)のアンバランスから棘上筋の圧迫・炎症から起こると説明しましたが・・・。

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今回、具体的な施術法・予防法など説明いたします。

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上のインナーマッスル群(ローテーターカフ)はバランスよくしっかり肩関節を保護し動作していると問題ないのですが・・・・。長期、悪姿勢や使いすぎなどでアンバランス(硬・柔)が生じます。

鍼治療などはおもにかたくなって可動しにくくなっている筋肉を限定して刺激してゆるめ、ローテーターカフの安定を図っていきます。

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鍼などで筋肉群が安定してくると、ある程度は楽になりますが、悪姿勢を修正しないと再発してしまいます。

五十肩になりやすい人は鎖骨・背骨・肋骨などがひらきにくく(胸がひらきにくい)なっていることが多くそのため、肩関節に負担をかけています。

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それらを修正するために外部筋肉のアンバランスを治療していきます。
背部周辺の筋肉を調整していくと、呼吸もらくになり、疲労回復はもとより体力も向上します。

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前回にひきつづき、五十肩について説明します。 肩関節は半球の上腕骨が肩甲骨の浅い皿状の溝にはまっています。肩甲骨自体も固定されておりません、そのため肩関節は身体のなかにある多くの関節のなかでも一番広い可動域を持つことができます。

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しかし、その反面でよく動くのではずれやすく、肩に脱臼が多いのもそのためです。 不安定な肩関節を補うためにこの関節周囲には多くのじん帯・腱・筋肉が取り巻いています。その筋肉群を回旋腱盤(ローテーターカフ)といいます。肩にある大きいおわん状の筋肉(三角筋)の下にあります。

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上の三角筋をとりはずすと下にローテーターカフが肩関節を構成します。

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ローテーターカフは棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋で構成。

この筋群が老化・使いすぎ・悪い姿勢・筋力低下などで弱くなると肩関節の安定を保てなくなり、上腕骨頭がずれ、棘上筋の腱が2つの硬い骨に挟まれてしまいます。

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その結果、棘上筋腱に炎症や亀裂が生じ五十肩に移行していきます。

また、これが長期つづくと肩関節の滑液包に炎症が起き癒着して治りにくくなるので要注意です。よく肩や膝にヒアルロンサンの注射をするのは、このためです。

早期治療をこころがけましょう。

これを、予防・治療するには背骨を良好な姿勢に保ちながらローテーターカフ(インナーマッスル)を鍛えバランスをとる必要があります。

ややこしくなりましたが・・・・次回、治療法など書きますのでよろしくおねがいします。

 

前回、梅雨期のだるさや疲労・むくみ・関節痛などの原因の1つとして湿邪(しつじゃ)である・・・と書きましたが、これには意外とお灸・温灸・ホットパックなどの温める(温熱刺激)施術がよく効きます。

単純なはなしなんですが、湿邪は性質が水なので温めて蒸発させます。

また、体に温熱刺激を与えると、湿邪の出口をつくります(上半身・・・・・発汗 下半身・・・・利尿)

注) 頭部はあたためません。

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前回のつづきです。                                                                背骨などがずれている・・・という表現が使われたりしますが、骨自体がずれると、大変な状態で脊髄損傷で麻痺や呼吸困難で動けないので適切な表現ではないかもしれません。
筋肉で骨が引っ張られて捻じれている・骨格が傾いているといったほうが適しているとおもわれます。
                                                                             背骨が大黒柱で体をささえているとおもわれがちですが、実際に支えているのは筋肉なので、背骨や骨盤も筋肉の状態でいろいろ変化するわけです。

整体は筋・関節にある神経(末端にある、感覚受容器)に適切な刺激をいれ、刺激が脳にはいり、フィードバックして患部神経や筋肉・内臓などに作用して治癒力をたかめます。
(これは、鍼灸治療でもおなじことがいえます)

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よく「背骨が歪んでいる、片方の骨盤があがっているので矯正します」となるのですが・・・。

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説明すると、背骨の歪みなどは結果であり、原因があります。
原因もさまざまですが、外傷(外部からの衝撃・過度の疲労・不自然な体の動き・姿勢・冷えなど・・・・)
外毒(不規則な飲食などによる内蔵機能の低下)・内臓疾患・精神的ストレスなどと・・・様々です。

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それらの原因で神経伝達の異常をおこし、次に筋肉の収縮に不均衡をおこします。筋肉の不均衡は体幹・体軸の均衡を崩し、猫背・ねじれ・片骨盤があがるなどの歪みになる訳ですが、体の歪みは再度、神経伝達の異常をおこし、悪循環になり、これが長期続くといろいろな病気になります。ここまでくると、なかなかなおりません。
次回、具体的な施術説明します。
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すまいる治療院では症状やご本人の体質・体格で、鍼灸・マッサージ・指圧などやった後、整体(骨格矯正)を行います。

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鍼灸やマッサージだけではリラクゼーションにはなるのですが、なかなか疲労や症状がとれない方など、最後に整体をいれることで劇的な効果が望めます!

鍼灸・マッサージ・指圧などである程度ほぐれた体に整体(骨格矯正)を行うことで神経系の異常や筋・骨格系の異常を正常にもどし、自然治癒力を高めます。

疲労や痛み・こりだけでなく内臓系(食欲不振・便秘など)神経系(本態性高血圧・動悸・息切れ・自律神経失調症・うつ症状・冷え性など)ホルモン系(更年期障害・生理不順・不妊など)にも高い効果が望めます。

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鍼灸施術について

2014年1月22日

今回は鍼灸施術はなぜ効くのか?簡単に説明します。

鍼灸は一定の方式にしたがって鍼・灸などで身体表面の特定部位(つぼ)に刺激を与えてそれによっておこる効果的な生体反応を利用し、生体機能の変調を矯正し病気の予防・治療に応用する施術です。つまり、疲労などで弱った体に刺激を与えて回復力を引き出す施術です。

特に寒い時期は(冷え)でさまざまな症状がでるので、温熱療法を併用(温めながら施術)が、より効果的です。

寒がる

手足の冷えやむくみ(浮腫み)は男性もありますがとくに女性に多く、女性は男性より比較的体脂肪率が高く脂肪はいったん冷えると保冷剤のようになり、冷えが定着して(冷え症)となります。 むくみは血液中の水分が血管外へでて、細胞の間に溜ってしまう状態です。ひどい場合は、むくみのでた場所を指でおすと、そこがへこんだままでしばらくへこみがのこったりします。 また、むくみがあれば水分が(冷や水)となり、冷えを誘発したりもします。                                                                                                   女性は男性と比較してホルモンの変化や筋肉量が少ないため水分代謝の低下を起こしやすくむくみを起こしやすくもなります。(冷えとむくみの相乗作用) また、長引くと肩こりや腰痛、頭痛、生理痛、不妊などにもつながり、早く対処したいものです。 対策としては、軽い運動・体をあたためる(入浴など)、あたためる食事(温野菜など・・・ちなみに生野菜は冷やすので注意!) 施術はお灸・マッサージ・ROM(関節を他動的動かす)の組み合わせが、とてもよくききます効きす。ahref太けい=”hい.gif”> 湧泉

 

市販のお灸でも、けっこう効きます・・・やってみてください。朗読ありがとうございました!

腹水にお灸

2013年10月7日

肝硬変末期の患者さん宅へ在宅治療に行きました。
この人は昔、B型肝炎にかかり病院でいろいろ治療していたみたいですが年月が経過し徐々に肝硬変になったとのことです。
去年ぐらいより腹水が溜りだし病院で利尿剤・アルブミン剤を投与していました。現在も継続しているのですがだんだん利尿剤が効きにくく夏ごろは溜りすぎて足の浮腫みや腰痛がひどく入院されていました。
利尿剤を長期投与すると、腎機能が低下しアルブミンはあまり頻繁に使用すると副作用もありよくないということです。

退院後、訪問させていただいているのですが、内容としては腎経、膀胱経のツボ・腹部のツボなどに温灸を施し後、足部・腰部へ軽いマッサージ、軽い下肢の関節運動などの施術。

現在、2ヶ月経過していますが(当然、主治療として病院治療は継続)利尿剤が良く効き腹水も以前程溜らず腰痛も良好で動きやすいとのことです・・・・・・。 お灸などの刺激は薬効を高め過剰投与を防ぐ効果もあります。2